発 行:1979年8月
発行者:社団法人日本情報センター協会
判 型:B5/バインダーとじ270ページ
270ページといいながら厚さが3cmもあるのは片面刷りのため(270枚ということ)。昭和52年に通産省が定めた「電子計算機安全対策」を計算センター(受託情報処理サービス業)に適用する場合の解説とチェックリストとなっている。
対策の項目は以下のようだった。
(1)防犯対策
(2)防火対策
(3)防水対策
(4)地震対策
(5)その他の対策
・磁気対策
・可燃物など危険物への対策
・避難路の確保
・フリーアクセスフロアの高さ
・塵や静電気への対策
・防音・防湿対策
・鼠・害虫対策
・その他
東アジア反日武装戦線「狼」による三菱重工本社爆破事件(1974年8月30日、ダイヤモンド作戦)をきっかけに堅牢(と思われていた)鉄筋コンクリートビルも容易に破壊されるリスクがあることが認識されたものの、電子計算機ないし電算室の安全対策は防火・防水、耐震の域を出ることがなかった。