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情報処理サービス業におけるターンキィに関する調査研究

 発 行:1984年3月

 発行者:社団法人日本情報センター協会

 判 型:B5/92ページ

 ターンキィ(turn key)はマシン(コンピュータ)に差し込んだキーを回す(ターン)=電源をオンにする(かつての自動車はみんなターンキーでした)と、専用アプリケーション・システムが起動するという意味で、中小企業向けオフィスコンピュータ(オフコン)システムの代名詞になりました。オフコン販社のビジネスモデルというわけです。

 しかしこの報告書では、ターンキィを「ユーザーの業務にぴったり合ったハードウェアの選定、システムの構築、インストール、を、一定の価格・確実な納期でユーザーに提供すること」と定義していて、これから数年後に税制の名称に採用された「システム・インテグレーション」(SI)のイメージも備えていたようです。このため報告書のなかでは「ターンキィビジネス」という用語が登場しています。

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