発 行:昭和58/1983年3月
発行者:社団法人日本情報センター協会
判 型:B5/246ページ
1970年に通商産業省が創出した産業振興施策のキャッチフレーズ「情報化」から10余年が経過し、1980年代には「高度化」「高度情報化」「情報化社会」という言葉が使われるようになりました。
情報処理サービス業(受託計算センター)にとって、当時の「高度化」は通信回線の利用自由化(公衆回線と専用回線の接続、公衆回線のみを利用したデータ通信など)を意味していました。日本電信電話公社のデータ通信本部が中心となって描いていた「INS」(Information Network System)が、冷ややかな揶揄を込めて「いったい・なにを・するんだろう」と呼ばれていたことを思い出します。