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ソフトウェア エンジニアリングに関する調査

発 行:昭和51/1976年11月

発行者:社団法人ソフトウェア産業振興協会

判 型:B5/104ページ

 第2部の中扉に「第2回国際ソフトウェア・エンジニアリング会議参加報告書」とある。会議への参加を兼ねて米国のソフト会社を訪問した「ソフトウェア・エンジニアリング調査団」の報告書。

 渡航期間は昭和51/1976年10月8日〜23日とあるので、帰国後わずか1か月前後で報告書が発行されたとは考えにくい。報告書の原稿がまとまったのが11月ということではあるまいか。

 調査団参加者として青木信也氏(通商産業省)、加毛秀昭氏(ソフトウェア産業振興協会)、中村俊彦氏(協同システム開発)、神野真氏(情報処理振興事業協会)、上條史彦氏(同)の5人の名が明記されている。報告書第2部作成の協力者として名前が挙がっている岸田孝一氏(ソフトウェア リサーチ アソシエイツ)、吉村鐡太郎氏(管理工学研究所)は、調査団には参加せず、国際ソフトウェア・エンジニアリング会議に出席していたと推測される。

 ちなみにここでいう「国際ソフトウェア・エンジニアリング会議」は、1975年9月にスタートした「ソフトウェア・エンジニアリング国際会議(ICSE:International Conference on Software Engineering)で、1976年は10月13〜15日、サンフランシスコ(カリフォルニア州)で開催された。

 

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