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FCA20年史

 発 行:昭和61/1986年9月

 発行者:FACOMセンター協議会

 判 型:B5上製/294ページ(箱入り)

 価 格:非売品 

 FACOMセンター協議会(FCA)は富士通製汎用コンピュータを設置して事務計算サービスを業として営んでいた受託計算センター(情報処理サービス業)で構成されていた。計算機の運用にかかる技術研修(技術者教育や新技術の習得)、富士通と連携した全国規模の統計調査事業の共同受注、パンチカードや磁気テープなど消耗品の共同購入、ソフトウェア開発における余剰マシンパワーの融通、富士通への技術者派遣などを行っていた。

 昭和46年5月、FACOMファミリ会(富士通製汎用コンピュータのユーザー会)のうち、情報処理サービスを業とする7社によって「FACOM電子計算センター協議会」の名で発足した(提案したのは狩野健司氏:協栄計算センターだったとされる)。1980年代には全国をカバーする国内最大規模の受託計算センター・ネットワークを形成しており、加盟企業のなかには富士通と連携したVANサービスの提供拠点となっていたケースもあった。

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