発 行:平成1/1989年3月
発行者:両備システムズ株式会社社史編纂室
判 型:B5上製本/252ページ
両備システムズ(岡山市南区、https://www.ryobi.co.jp)は昭和40/1965年6月5日、「両備事業協同組合岡山電子計算センター」として発足、昭和44/1969年12月に「岡山電子計算センター株式会社」に改組、昭和48/1973年7月に「両備システムズ株式会社」という経緯をたどっています。協同組合だった4年半を「前史」とし、社史は昭和44/1969年12月からを「本史」としています。
昭和34年10月、日本生産性本部の米国視察団に参加した松田基氏(両備バス社長)が持ち帰ったのが「事務の機械化」「IBMマシンの導入」でした。ここでいう「IBMマシン」はIBM社の電子計算機(当時はPCS)ではなく、機械式計算機の代名詞でした。
社史が編纂されたときは岡山県における富士通(FACOM Mシリーズ)のビッグユーザーでしたが、発足当初はNCR会計機のユーザーでした。また、のちに両備システムズ専務として実質的に切り盛りした八木富士雄氏は、両備バスの経理課長という立場で会計機の運用にかかわっていたことが記されています。