発 行:1989年7月
発行者:富士通 広報室
判 型:A4/160ページ
新しい社名ロゴを制定した初年の「データブック」。それまでは「広報データブック」という名称だった。報道関係者に「富士通という会社は……」を説明するとき、これを読んでください(ないし、広報マンが「それはですね、○○ページを開いていただくと分かると思うんですが……」)という虎の巻だった。だけでなく、記事を書くとき、例えば役員の名前や工場の所在地などを確認するのに重宝した。
内容は以下のようになっている。
Ⅰ.一般編
1.スローガン
2.役員紹介
3.業績の推移
4.従業員の状況
5.組織構成
6.国内事業拠点
7.関係会社・主要関連会社
8.海外拠点
9.社史
10.社会貢献活動
11.教育訓練体系
Ⅱ.製品編
1.コンピュータ、OA機器、端末機
2.ソフトウェア、システム,その他
3.通信
4.電子デバイス
5.研究開発
ちなみにスローガンは、国内向けが「信頼と創造の富士通」「夢をかたちに」、海外向けが「Corporation & Coprosperity(共存共栄)」「Crossculture Company」だった。
※「信頼と創造の富士通」は1976年からのもの。