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漢字情報処理システムの研究

発 行:昭和54/1979年3月

発行者:社団法人日本情報センター協会

判 型:B5/82ページ

 表紙左上のホワイト修正部分を光に透かすと「287」の数字が押されている。背表紙のラベルにある「R」「C-44」は本書を保管していた情報サービス産業協会が付した管理番号と思われるので、「287」は日本情報センター協会の付番かもしれない。

 それまでANK(A:アルファベット、N:数字/ニューメリック、K:カナ)で行われていた情報処理に「漢字」が登場し、急速に市場を拡大していた。「最新技術」として(1)日本語ワードプロセッサ、(2)レーザープリンタ、(3)漢字処理オフィスコンピュータ、(4)カナ漢字変換システムの4つを取り上げて解説している。

 ここでいう日本語ワードプロセッサは、のちのOA機器の代表格として普及した日本語ワープロではなく、ミニコン「TOSBAC40-C」をベースとする専用システムを指していた。

 

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