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ソフトウェアの開発技術に関する調査研究報告書

 発 行:1977年3月

 発行者:財団法人機械振興協会経済研究所
    社団法人ソフトウェア産業振興協会

 判 型:B5/92ページ

 1ページ目の「序にかえて」に、「欧米ではソフトウェア危機なる標語が……」とあって、工学的アプローチによるソフトウェアの品質と生産性の向上が1970年代から課題となっていたことが分かる。

 研究委員長にソフト協会長・服部正氏(構造計画研究所所長)、研究委員に上条史彦、塚原豊吉、佐橋盛夫、中村俊彦、志村順、加藤孝親、岸田孝一、富野寿、中村洋四郎、通産省から関収(情報処理振興課課長)、町村信孝、青木信也、井上邦夫、高橋一隆、事務局は茂木重一といった布陣だった(敬称略)。

 43ページ以後で扱われている新プログラミング言語「TINMAN」、その前身である「STRAWMAN」「WOODENMAN」および、ソフトウェア開発方法論「IPT」(Improved Programing Technology)、「Apollo」「Skaylab」などについては未詳。

 表紙にあるゴム印「ソフトウェア技術研究組合連合会議」も「続IT書紀」の筆を起こす際には調べる必要がある。

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