IT図書館 書籍/資料

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ソフトウェア・エルゴノミクスに関する調査研究報告書

 発 行:1984年3月

 発行者:社団法人ソフトウェア産業振興協会

 判 型:B5/198ページ

 おそらく吉村鐡太郎氏(管理工学研究所社長)が記したと推測される「まえがき」には次のようにあります。

「最近ではきわめて高い性能を持った業務用パーソナルコンピュータや知的ワークステーションが容易に入手できるようになったため、いわゆるOAやCADの普及がいちじるしい。このことはソフトウェアの利用者の数も急速に増加しつつあることを意味する。したがってソフトウェアの品質の中では機能や信頼性とならんで、使いやすさが特に大きな比重を占めるようになった」

 のちにこれは「マン・マシン・インターフェース」と呼ばれ、現在はUI(ユーザー・インターフェース)/UX(ユーザー・エクスペリエンス)と言い換えられているようです(必ずしもイコールではないでしょうが)。

 日本製粉獅子テムセンターの専務だった櫻井孟氏が「ソフトウェアは重さで買う」(マニュアルが分厚い=説明が多いソフトウェアは使いにくい証拠)と語っていたことを思い出します。

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