発 行:1976年4月
発行者:社団法人日本情報センター協会 パンチ委員会労務管理小委員会
「まとめ」は岩井計算センター東京支店第2営業部長の大礒博氏
判 型:B5/16ページ
紙カードに穿孔するパンチ業務(データエントリー業務)に従事するキー・エントリー・オペレーターの就労環境について、全国130社を対象に実施したアンケート結果をまとめたもの。調査項目は給与体系、初任給、手当、作業時間、勤務記事間、休日・休暇、中途採用、寮の有無など。
パンチ業務は電算機処理の入り口で、パンチャーは当時の女性にとって花形の職業だった。ところが休憩なくキーボードを叩くため(その米国製のパンチマシンはキーボードのバネが固くて、日本人の女性にはかなり無理な力が必要だった)腱鞘炎が多発した。労働争議に発展したケースがあるなど、受託計算サービス業にとってキーパンチャーの労務管理は重要な課題だった。