パンチ実態調査結果
昭和48年6月
社団法人 日本情報センター協会
表題の「パンチ」はデータ入力のこと。アメリカ合衆国の1ドル紙幣と同じ大きさの厚紙に孔を開ける(穿孔)作業を「パンチ」と云いました。
孔が開いていると光が通るので1ビット、孔が開いていないと光が通らないので0ビット。電子計算機にプログラムやデータを与えることができるわけです。電子計算機を動かすプログラム作成と並んで、パンチ業務は当時の"花形"でした。
同年2月、日本情報センター協会の111社と日本パンチセンター協会のデータ入力専業89社を加えた200社を対象に実施した調査をまとめたもの。1カラム(パンチマシンのキータッチ1回+ベリファイ)当たりの価格を、漢字、カナ、英数字の3パターンで調べている。
また「パンチャー」の給与、人材像、育成策、データ入力の品質管理などについても調査している。